「にんにくは滋養強壮や疲労回復によい」と言うことを聞いたことがあると思います。
結論から言えば、にんにくは疲労回復を効率的に行うために必要です。
ではなぜニンニクは疲労回復や滋養強壮を効果的に行うことができるのでしょうか。
この記事で詳しく解説していきます。
目次
疲れやだるさを取り除くにんにく
なぜ取れない体の疲れ
![[Tags] f7499d6ed21e43547aca4f9e1189142f_s にんにくが疲労回復や滋養強壮に効果的な理由!アリチアミンとビタミンB1に秘密あり!](https://xn--club-p73clga33askvl9gp990k.biz/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
疲れやだるさの原因は、様々な病気が隠れている場合があります。
ですので明らかな疲労感がある場合は、病院で治療する必要がありますが、ここでは一般的な体の疲れやだるさの原因や取り除く方法について少しお話します。
疲れやだるさを取り除く一番効率の良い方法は、ビタミン B1を不足させないようにすることが重要です。
あなたの疲労が回復しない原因は?
ビタミンB1は体のエネルギーを発生させるのに必要な栄養です。
慢性的な疲れを抱えている方が、どれだけ休息を取ろうがなかなか疲労が回復しなかったのは、ビタミンB1が欠乏しているからかもしれません。
そこで、効果的にビタミン B1を摂取することができるのがにんにくなのです。
※にんにくにビタミンB1が豊富に含まれていると言うわけではなく、にんにくはビタミンB1を吸収させやすくする効果があると言うことです。
にんにくはビタミンB1を吸収させやすくしますが、逆にニンニクの成分を摂っていないと、どれだけビタミンB1を摂取しようが体の外に排出されてしまいます。
にんにくは食べるとスタミナがつく
このように誰かが言っていたのを聞いたことがあるかと思います。
にんにくを食べるとスタミナがつくというかなりぼんやりとした文言ですが、実はこれはあながち間違ってはいません。
と言いますか、正解に限りなく近い文言です。
にんにくを食べるとスタミナがつくと言われている所以は、にんにくの高い結合力にあります。
ざっくりと結論を先に述べると、にんにくのニオイ成分であるアリシンはビタミンB1を腸に吸収させやすくする働きがあります。
詳しくは後述しますが、それはアリシンとビタミンB1が結合することで、ビタミンB1と同じ働きをするアリチアミンに変化するからです。
ビタミンB1はエネルギーを発生させるので結果的に、
- 疲労が回復する
- 体力がつく
- 滋養強壮
ここにつながるんですね。
先程も言いましたが、ビタミンB1が欠乏すると疲労を回復させることができません。
これがにんにくを食べるとスタミナがつくと言われている理由です。
にんにくは新陳代謝を活発にさせる
ビタミンB1が疲労回復に重要と言うことをお分かりいただけましたでしょうか。
にんにくはビタミンB1を吸収しやすくしてくれると説明しました。
ですがにんにくの疲労回復効果はそれだけではなく、新陳代謝を活発にしてくれるというメリットもあります。
新陳代謝が活発であるメリット
体の細胞が衰えると、栄養吸収しづらくなり新陳代謝が落ちてエネルギーの発生の効率が落ちてしまいます。
にんにくのニオイ成分であるアリシンは衰えた細胞を活性化させ、新陳代謝を活発にしてくれます。
つまり、以下のような循環効率が生まれることとなります。
- にんにくを食べる
- 老細胞の活性化
- 新陳代謝アップ
- エネルギーの変換効率上昇
- ビタミン B1の吸収率アップ
- さらにエネルギーの変換効率の上昇
- 疲労回復
このような循環が生まれることにより、にんにくは疲労回復に効果的と言われているのです。
もともとは吸収されにくいビタミンB1
ビタミンB1は糖質を分解してエネルギーを発生させます。
そのエネルギーが私たちの力の源となっていて、ビタミン B1が不足すると一向に体力は回復しませんし、疲れやすくなります。
「だからビタミン B1を積極的に取りましょう」という結論になるのですが、実はビタミンB1はもともと吸収されづらい成分です。
ビタミンB1を取らないと「体力が回復しない」「力が出ない」でも積極的に摂ってもなかなか吸収できない。
ビタミンB1を摂取する際には、吸収のしにくさからこのような悪循環の問題が浮き彫りとなります。
そこで、登場するのがにんにくのニオイ成分であるアリシンです。
アリシンが変化しアリチアミンがビタミンB1を吸収させやすくする
アリシンはビタミンB1と結合すると、ビタミンB1と同様の働きをするアリチアミンという成分に変化します。
アリチアミンはビタミンB1と同じ働きをするので、糖質を分解してエネルギーを発生させます。
ここまでは通常のビタミンB1と何ら変わりはありませんが、アリシンがアリチアミンに変化したことで大きく変わるのは吸収率です。
ビタミンB1はエネルギーを発生させる必要不可欠な成分だと説明しましたが、その反面吸収されづらい栄養だと説明しました。
ビタミンB1とにんにくを一緒に摂ることで、ビタミンB1と同様の働きをするアリチアミンへと変化し、効率よくエネルギーを発生させることができるのです。
アリチアミンに変化して生まれる3つのメリット
1.アリチアミンに吸収量の上限なし
そしてビタミンB1が一度に体内に吸収される量は10ミリグラム程度と言われていますが、アリチアミンは吸収量に上限がありません。
吸収量に上限が無いと言うことは、あなたの体にビタミンB1が足りていなければその分多く補給できるということです。
これが「にんにくを食べるとスタミナがつく」「滋養強壮にはニンニク」と言われている理由でもあります。
アリチアミンはにんにくのニオイ成分アリシンとビタミンB1がくっつくことででき上がるビタミンB1なので「別名:にんにくB1」と呼ばれることもあります。
また、体内にアリチアミンをストックしておくことができることから、活性持続性ビタミンと呼ばれることもあります。
2.アリチアミンはストック可能
通常のビタミン B1は吸収されづらいため、体外に排出されてしまいますが、アリチアミンは「吸収されやすいうえに、体の中に残りやすい成分である」ということがわかっています。
アリチアミンに吸収量に限界値は無いため、ビタミンB1アリチアミンを体内に保有し疲れた時に必要な分だけ使うことができるということです。
3.ビタミンB1欠乏症を防ぐアリチアミン
ビタミンB1に限らず、そもそもビタミン全般は、腸内に存在するアノイリナーゼ菌に遭遇するとその場でビタミンを破壊されてしまいます。
アノイリナーゼ菌の量は人によって腸内に存在する数が違うので、アノイリナーゼ菌を腸内に多く保有している人はビタミンB1欠乏症に陥りやすい傾向があります。
できることなら毎日ビタミンB1とにんにくをとるように心がけたいですね。
まだまだ!にんにくはスコルジニンも魅力的
にんにくは何もアリシンが健康に良いだけではありません。
にんにくにはスコルジニンという成分も含まれています。
- 新陳代謝を活発にする
- ビタミンB1と同様エネルギーを発生させる
- ホルモン系統を刺激し、精力を増強
にんにくに含まれるスコルジニンという成分は、大まかに言うと上記のような効果があります。
にんにくに含まれるその他の成分
にんにくにはまだまだ疲労回復に対して効果的な成分を含んでいます。
- タンパク質
- 糖質
- リン
- カルシウム
- ナトリウム
- リジン
- アルギニン
これらの成分を含んでおり、にんにく1つでかなりの栄養価を誇っています。
「にんにくのニオイが嫌い」と言っていた方は上記の効果を知ってみてどうでしょうか?
考え方は変わりましたか?
にんにくのにおいはきつく、「食べた直後に誰かと会話することができない」などというデメリットは存在しますが、それ以上に健康効果をもたらしてくれる成分:アリシンやスコルジニンを含んでいるのです。
臭いを気にせずにんにくを食べる方法
いくら疲労回復や滋養強壮ににんにくが効果的だと言われても、やはり人に「口が臭い」と思われたくは無いですよね。
あなたがどれだけにんにくを食べて健康になろうとも、陰で「あの人口が臭い」と言われてしまえばその健康も空回り状態です。
イケメンで、仕事もできて会話も上手。
だけど口が臭い。
どこか残念な人になってしまいますよね。
そんな時は黒酢にんにくサプリを飲んで健康を維持しましょう。
黒酢は、にんにくの臭さを消してくれています。
さらに、にんにくサプリはにんにくから抽出した濃厚な液を使用しており、それに加え様々な栄養をプラスして作っています。
毎日にんにくを食べるのは、日常生活に若干の支障をきたす可能性がありますので、健康維持のために黒酢にんにくサプリを摂ることをおすすめします。
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